津峯公園

中津峰山、日峰とともに古くから阿波三峰と呼ばれる、標高284mの津乃峰山一帯を整備して造られた公園です。

公園内である津乃峰山の山頂には津峰神社があり、山頂からは阿波の松島とも呼ばれる、橘湾の美しい風景が一望できます。

園内にはソメイヨシノやヤマザクラ、ボタンザクラなど、様々な種類の桜が約2000本植えられており、桜の名所としても有名なスポットです。桜の季節には例年「津山公園桜まつり」が開催され、多くの花見客でにぎわいますよ。

津乃峰山の8合目までは、津峰スカイラインが通っており、8合目に250台駐車可能な広い駐車場が整備されています。駐車場には、人手が多い日には出店が出たり、自動販売機が常設されています。

津峰スカイラインは3.7kmと短い距離ではありますが、眼下に広がる美しい景色を見下ろしながらドライブが楽しめる整備された道路です。

途中、鳴門海峡や大鳴門橋を見渡せるスポットもあるので、スピードを抑え気味に走ると同乗される方も景色が楽しめそうですね。春には桜が見られるドライブコースとしても知られています。津峰スカイラインの通行料は普通車(往復)600円です。

山頂の津峰神社へは、駐車場から300段ほどの石段を上るか、参詣リフトに乗って上へ登ります。参詣リフトの料金は、往復500円、上り350円、下り200円となっています。リフトから眺める橘湾も見事です。

石段には手すりもありますが、苔が生えている場所もあるので、歩きやすく滑りにくい靴で行くのがおすすめです。頂上には飲料やお土産を置いてある休憩所や、お守りが購入できる社務所があります。

津峰神社の御祭神は、賀志波比賣大神(かしはひめのおおかみ)という神様で、この神様をお祀りしているのは日本でこの津峰神社だけだそうです。延命長寿の神様として、全国から多くの人々が参拝に訪れます。

桜まつりでは、神社の境内で、延命餅投げや重さ約45kgの鏡餅を抱えて、土俵の周りを回る「捧餅(ササゲモチ)競争」などのイベントが開催されています。

また、津乃峰山8合目の駐車場の北側斜面には、波の浸食によってできた岩窟が点在しており、5ヶ所岩窟をめぐる遊歩道も整備されています。