リーシング
不動産経営におけるリーシングについて
リーシング、という言葉を耳にされたことはありますでしょうか?リーシングは、不動産に関するテナントや客付けを進めるための、賃貸支援業務の一環です。
以下に、具体的な業務項目をあげてみます。
まず1つ目の業務項目は、リサーチです。これは非常に大事な業務のひとつで、同類のテナントの偏りを避けるために、現状の入居テナントの他、商圏全域のテナント・お店のリストアップも行います。
次にあげるのは、経営戦略の立案・検討になります。この時点では、不動産オーナー様のコンセプトを聞き取りした上で、ターゲットの絞り込みやテナントのリスト化も実施され、立地条件や市場ニーズに合ったものをリストアップをしていきます。
次の業務項目として、具体的な計画の決定という手順があります。先ほどお伝えしたオーナーのコンセプトから逸脱しない、テナントミックス計画を決定へと進めていきます。
このタイミングで、テナントの配置場所なども決める場合が多いでしょう。
以上の手順まで完了したあと、候補で上がったテナントへの営業をスタートすることになります。対象となる大型施設への、テナントとしての誘致・交渉になってきますが、条件としてどれくらい譲歩ができるのか、事前にオーナーとしっかりと相談も必要でしょう。
前段の過程をすべてクリアして、条件面でも問題なければ、テナントとして契約確定ということになります。開店に必要となる内装工事など、開店に向けて様々なサポートまで行う、という流れになっております。
ここで、リーシングを導入する際のメリットについてご紹介します。
たとえば、近隣に大型商業施設があるとして、その中のテナントがいくつも空き店舗になっている場合、その施設へ足が向かなくなる利用者が出てくる可能性があります。
商業用の不動産においては、空き店舗を作らないことが必要最低限の条件となり、それが施設全体のイメージアップにもつながるわけです。施設をいつも活気のある状態にするには、利用者のニーズに合ったテナント誘致が必須ということです。そのためにリーシングが有益な役割を果たしている、と言えるでしょう。
以上、リーシングについてご説明いたしました。
オーナーのコンセプトから逸脱しないで、なおかつ利用者のニーズにも答えられる、そういうテナント誘致を実現するためにも、リーシングをご活用ください。