諏訪神社(板野町)
円墳や石棺など歴史的興味をひきます
板野郡板野町の川端諏訪神社は、JR高徳線「阿波川端駅」からすぐ近くの丘の上に鎮座しています。創建年は不明ですが、信濃より移ってきた木内丹後守が川端城を築く際に、この地の守護神をお祀りするため、信州の諏訪神社のご分霊を賜ったのではといわれています。川端諏訪神社の主祭神はタケミナカタ。境内には徳島ならではの「地神塔」が建っています。地神塔とは五角形の石柱で、5つの面に農業の神アマテラスオオミカミ、国造りの神オオナムチノミコト、医療の神スクナヒコノミコト、土の女神ハニヤスヒメ、そして五穀の女神ウカノミタマの名前が刻まれています。
徳島藩主であった蜂須賀治昭が提唱して県下に建てさせた地神塔は、阿波国の天皇陵や古代遺跡を掘り起こしたことで神さまが怒るのを恐れたためだとか。この事により春と秋の戌の日には地神祭が行われるようになり、その日は地の神さまを鍬やスキでつついてはいけないと、農家はみんなお休みになりました。
お祭りの日には地神塔にはしめ縄が張られ、たくさんのお供物が置かれます。そしてお祭りが終わると、お供物のおさがりは子供たちに配られたので、子どもたちは地神祭を「おじじんさん」と呼んでとても楽しみにしていたようです。
また『板野町史』によると、円墳があり、鉄刀や須恵器、人骨まで出土したという歴史的に興味深い川端諏訪神社。5世紀ごろの築造とされる石棺もあるようですが、現在は葉っぱや土に埋もれ、確認しにくくなっています。
779-0102 徳島県板野郡板野町川端諏訪1
アクセス:阿波川端駅より徒歩3分。川端駅前バス停より徒歩2分。二番札所前バス停より徒歩12分。
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