岡上神社
巨大な御神鏡木岡の宮の大クスがすごい
岡上神社は徳島県板野郡に鎮座しています。創建年は不明ですが、あの源義経が阿波国勝浦へ上陸した際に、讃岐国屋島へ向かう夜行軍の途中に参詣し武運長久を祈願したという噂もある、歴史のある神社です。
その当時は丘の下に建っていた岡上神社ですが、江戸時代1789年に、丘の上の現地へ移設されました。と言っても、丘の上に立つから「おかのうえじんじゃ」と名付けられたわけではありません。一説によると本来は「おかのかみじんじゃ」が正式な呼び名。それは「ウカの神」が訛ったものだとされています。「ウカ」とは日本の神さまの世界では、食物や穀物を意味します。そして岡上神社のご祭神である豊受姫命は食物、穀物の神さまです。つまり、岡上神社は「食物、穀物の神さまをお祀りしている神社」という意味だったのですね。
現在では「おかのうえ」となり、さらに「岡の宮さん」とも呼ばれる岡上神社の本堂には、「岡の宮の大クス」と称する御神鏡木が立っています。
一般的には神社の境内に立ち、神聖視される木のことを「御神木」といいますが、こちらの大クスは、なぜか古来より「御神鏡木」と呼ばれています。この大クスの根回りは約25m。根っこに近いところから3本に分岐していて、さらにそのうちの1本が2股に分かれているので、まるで4本の楠が仲良く立っているようにも見えますが、根っこはひとつしかありません。樹高は35mほどですが、樹冠は東西に27m、南北には37mと、高さよりも巨大なブロッコリーのようなボリューム感が魅力的な大クスは、実は江戸時代に、徳島藩から造船の材料として伐採せよと命じられたことがありました。しかし氏子が命がけで守り抜き、現在は徳島県の天然記念物に指定されています。
境内神社としては地神社があり、奥津比売命、猿田彦命、草野姫命、市寸島姫命、日本武命、楠木正成公が配祀されている岡上神社。そんな岡上神社へは徳島自動車道、板野ICから車で約5分、JR高徳線板野駅から歩いて10分です。
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