物件概要
土地や建物の種類ごと、物件ごとの構造、設備などをまとめた資料やデータのことです
物件概要(ぶっけんがいよう)とは、その物件や取り巻く環境など、物件探しに必要なさまざまな情報から重要項目をピックアップしてまとめている資料やデータのことです。
不動産会社などでは、土地や建物の種類ごとに、また、それぞれの物件ごとに物件概要と呼ばれる欄があるチラシや物件データを配布しています。これは、構造、設備などから比較検討するためにとくに重要な部分をまとめてチラシの中の表のような形で提供しています。
通常、不動産会社各社では、法律などで定められた項目や、定められた計測方法等にもとづいて、販売したり賃貸したりする物件の情報を、買いたい借りたい人に対してお知らせしなければなりません。
こういった基本的な項目は各社共通ですが、それにプラスして、とくに不動産会社などが伝えたい情報もまとめて掲載されているのが一般的です。
たとえば、所在地、販売価格や家賃、土地面積や建物面積、現況、交通手段、手数料といったもの。土地なら建ぺい率や接道状況、都市計画等。建物なら、建物構造や築年月日、水道電気等、間取りのLDK等。
学区や近隣の主要施設、設計施工やデザインした企業名、建物の管理会社、建物に設置されている鍵や駐車場などの設備について記載されていることもあります。
こういった物件概要に対して、それぞれの項目をさらに深く掘り下げて、キッチン設備には××があります、お部屋のDIYが可能です、××小学校に通っているファミリーが多数暮らしています、ペット飼育は2頭迄可能といった項目などまで表示されている場合には、物件詳細などと呼んでいますがとくに定義はありません。そのため、物件概要=物件詳細として呼んでいる不動産業者や不動産ポータルなども存在します。
特に賃貸物件の場合、契約を検討する段階で物件の室内の間取り図や現況の画像や映像による確認、建築上の構造、築年数などの情報、賃料や規約などは細部まで確認しておきたいものです。
こういった情報は、情報提供元によって表現方法や掲載の有無などがかなり異なっています。
広告チラシや不動産ポータル、不動産会社のホームページなどの構成によっても表示位置が異なるため、実際にお部屋探しをする前に、ある程度、いろいろな紙媒体やWEB媒体を簡単に眺めて、各社の傾向をつかんでおくとよいでしょう。