ドアスコープ
玄関ドア中央部の、屋外確認用拡大鏡のことです
ドアスコープとは、洋玄関ドアに設けられたドア外や屋外確認用の拡大鏡の事です。このほか、眼鏡程度の大きさで通常の網入りガラスなどが取り付けられた、ドア窓タイプなどもあります。
これらをまとめて、ドアスコープと呼んでいます。他にも、ドアアイ、マジックアイ、ピンホール、覗き穴などとも呼ばれています。
近年は、防犯面でドアスコープが問題視されています。というのも、拡大鏡型ドアスコープを屋外からのぞき込んだり、ドアスコープから漏れるわずかな光の動きから在宅の有無を確認できてしまい、悪用されるケースがあります。
また、ドアスコープを取り外してそこに小型カメラなどを仕込むこともできるため、内部を撮影したりといった犯罪が増えているためです。ドアスコープ自体を抜き取った後、そこから細い工具を差し入れて開錠するなどの、空き巣犯罪も報告されています。
このようなトラブル対策として、ドアスコープをあえて設置せず、カメラ付きのインターホン、テレビドアフォン、テレビドアホンやモニタなどを、各戸玄関前に採用する物件も増えています。
既にドアスコープが取り付けられている物件の場合、室内側に専用の蓋型目隠しなどを取り付けて、使用時のみ開閉するといった使い方もあります。