ボールタップ
トイレタンクや浴槽等で、ボール型の浮により開閉を行う水道弁のことです
ボールタップとは、ボール型の浮きが上下することによって、上水道の水栓を開閉するタイプの水道弁のことです。ボール型なので、浮き球栓、玉栓、フロート栓などとも呼ばれています。
トイレタンクを例にとると、人がレバーで水を流すと、ボールタップのボール部は一気にタンクの下部に入り込みます。そして水が溜まっていくと、ボールから伸びたアーム部分の角度が変わり、水栓が自動的に閉まる仕組みです。
一般的な住宅の中では、水洗トイレのタンク内や、風呂の自動お湯はり用の浮、洗濯機用で流しすすぎや通常の給水用のものなどが在ります。多くのマンション物件などにある、大型受水槽も、このボールタップなどを利用して水栓を開閉するものが多数あります。
プールなどの水面レベル調節などにも使われており、実は古くから存在している、電源要らずでいつでも使える便利なパーツです。
ちなみにこの浮部分は、ポリ玉やステンレス玉など、その素材にあわせて呼び分けられています。
ここで、トイレのお話が出ましたので余談ですが、よくトイレタンク内にペットボトルなどを入れておくと水が節約できるといった生活の知恵などが流れています。ですが、かれこれ40年ほど前でも、日本のトイレメーカー各社の製品は、タンク内の水を最大限に生かして便器全体をきれいにするようにできています。
そのため、タンク内の水の量が減ると尿石等の汚れやにおいが付きやすくなり、故障などにも繋がりやすいこともあり、あまりお勧めできない節水方法ではあります。
以上、きれいな水環境を守る県民性で広く知られている、徳島県からお届けしました。