カップボード
食器棚や台所収納の内、グラスやカップなどの収納を中心としたスペースのことです
カップボードとは、もともと置き型の家具の内、グラスやカップ、酒類のボトルなどを見せながら収納するタイプの物でした。
台所家具というよりは、応接室やリビングなどに置かれること多く、来客や家族と語らいながら、タイミングよくおもてなしをするための家具といえばわかりやすいでしょうか?
海外に比べると比較的、日々使用する食器については、お椀など高さがあり個性的な形で場所を取るものが多いのが日本の食卓。
カップボードはその後、日本の住宅事情に合わせて変化し、背を高くした置き型の食器棚に近い形状となったり、食器棚の一部を見せる化した家具となりました。さらには、食器棚自体をもたず、台所収納などに広い作り付け収納をもたせる物件も増えてきたことで、現在では台所のスペース内に、カップボードスペースが登場することも多くなりました。
日々使う食器のデザインは、自宅のインテリアとはちょっとちぐはぐというご家庭も少なくありません。
とくに台所内に作り付けカップボードスペースがあれば、気になる食器類のフォルムや色柄をリビングダイニング側から隠すことができます。台所側からの盛り付けや食器洗い動線の近い位置に設置されるため、家事自体が非常に短時間でまとまるようになったとして高評価の設備です。
デザイナーズ物件など、おしゃれな高級物件中心に、作り付けのカップボードスペースを、カウンターキッチン周りのリビング側などに配した物件もあります。
こういった物件では、この場所に収納する食器はインテリアの一部。フルにセンスを発揮して食器類をアレンジもよし、あえて食器ではなく趣味のコレクションなどをアレンジするもよし。自由な発想で、快適なお部屋作りを行うための、デザインの中心スペースとして活躍してくれます。