フィート・インチ
米国などで用いられる長さや幅の単位で、住宅設計施工の基本単位としても採用されています
フィート・インチ(feet/inch)とは、米国などで用いられている長さや幅などの単位です。
1フィートは足のサイズを中心に設定されているといわれ、1feet≒30.48で12インチに相当します。ちなみに1inch≒2.54センチメートルで、男性親指の付け根の幅からきているといわれています。
日本の住宅では、もともと木造住宅の在来工法で使われる尺貫法や畳のサイズが、各地の住宅設計時の基本単位=モジュール寸法として知られています。これと同様に、このフィートインチは、住宅設計施工時の単位としても採用されています。
日本にも海外からのキット型建売住宅や海外産建材等が増えてきたこともあり、フィートインチは住宅関連では非常に浸透しています。
とくに建物を面で支えるツーバイフォー(2×4、木造枠組壁工法)などは、地震などに強いとされ広く知られています。
寸法からくる柱間距離などは工法や、部材サイズ、モジュールによっても異なっており、とくに建物の強度や安全性を重視したいといった場合には、注意が必要です。