1間(部屋の単位)
ひとま
トイレや玄関、脱衣室などを除く一般居室1部屋のことです
戸建て集合住宅を問わず、各戸内の部屋の内、トイレや玄関、脱衣室等とくに限定された用途の部屋ではない空間、一般的にいう居室1部屋のことを表します。
昭和の時代のドラマや文学作品、伝記などに「四畳半一間ぐらし」とあるときには、「四畳半の広さの部屋1つしかない物件で暮らす」ということを表します。
昔の物件の一間の場合、部屋として利用できるスペースが4畳半で、そのほかに専有スペースとして小さな流し台やトイレなどが一緒になった物件や、こうした設備が共用設備としてのみ存在する物件が数多く存在していました。
日本では、なにがしかの部屋を表す接尾語的な表現として「間」があり、居間、応接間、寝間は、現代語では、居室、応接室、寝室※などと置き換えられます。(※寝間の場合には、床の間の場合と同様、部屋としてではなく寝床など、特定の用途に使われるさらに小さなスペースであることを表すケースもあります)
ちなみに特定の用途に限定されるスペースでは、台所、便所のように「所」を用いたり、風呂場、上がり場、釜場のように「場」を用いるケース等があります。部屋を表すときの1間(ひとま)は、襖や障子、窓やドア、押入などの寸法を表す1間(いっけん)とは異なる語のため注意が必要です。