避難はしご
ひなんはしご
集合住宅や2階建以上の戸建て建物に設置された、火災等緊急時の避難用設備です
避難はしごは、2階建て以上の建物や、道路や敷地外から高くなった土地に建てられた建物に設置されるものです。火災など緊急時に避難する際には、蹴破り壁や避難ラッチ、避難ハッチ、避難扉などがあります。
各フロアの間を移動する箇所として設定された場所から、上下の階を移動しなければならない個所などに避難はしごは設置されています。
金属の折り畳みはしごや縄などでできたはしごがあり、投げ落とせば広がるタイプ、自動で開閉するタイプや、ハンドルなどを回すことで手動開閉するタイプなどがあります。
それぞれの避難はしごには、一度に使用できる重量や人数などの制限があり、通常避難はしごのケースや本体まわりに記載されています。
物件によっては、このはしごにリフトや簡易エレベーター籠などが付いたタイプが設置されていることもあります。また避難はしごの代わりに、1本のロープに結び目が付いた避難ロープや、各フロア間を結ぶ滑り台、滑り棒というものもあります。
これらとは異なり、何フロアか離れた広いスペースや地上部に直接降りることができる設備もあり、シューター、救助袋、緩降機、避難橋、避難用タラップなどがあります。