ビンテージマンション
単に古いだけではなく、築年数が増えるごとにその価値を増していくマンション物件のこと
ヴィンテージマンションとも呼ばれる集合住宅物件で、築年数が増すごとにその不動産価値が上がり続けるようなものを指します。
新築ではなく、単に築年数が古いだけでもない上に、時を経ているにもかかわらず共有部、各戸室部ともに充実した物件が多くあります。築年数では、20年超えといった物件も数多く見られます。
もともと、マンション自体が高級物件であった時代に作られた建物が多く、建材や建物の基本寸法(モジュール)の品質や取り方がよいため、そのまま使用しても改装しても使い勝手が良いようです。他に、エリアの地価が上がっている、街の変遷とともに便利な設備や店舗、アクセス条件などが良くなっている、という環境によるものも有ります。また、震災などを経ても損傷がなく建物自体の良さがわかりやすい、昔のデザインや建築物にしか見られない内外のパーツ素材などにより貴重な物件となっている、といったものが代表的です。
一般的には、管理体制が新築当初からかわらず充実しており、共有設備の改装すら不要でそのまま利用できる物件や、新築当時から建物内外とも美しさや植え込みなどの充実度や便利さを増しているといった物件が多いようです。
特に数年来、新築物件を超えるほどの人気があり、首都圏や地方都市いずれでも物件は品薄状態にあります。