左勝手
【 右勝手 】
ドアや什器機材内のパーツ配置の方向を表しています
とくに、片手がふさがった状態で開け閉めすることも多いドアや、台所や浴室、トイレなどの水回り空間の表示に見られる「右勝手」「左勝手」という言葉。
ドアの場合、ドアを引いて開ける状態(玄関ドアなら一般的に外から見た時)の立ち位置から見て、右に丁番があり左にドアノブがあれば右勝手(ドア)、左に丁番があり右にドアノブがあれば左勝手(ドア)と呼びます。とくに片手がふさがった状態で引いて開ける場所のドアでは、右利きの人には右勝手が便利、左利きでは左勝手が便利です。
台所配置では、シンクが右側、コンロが左側の配置を右勝手、その逆を左勝手と呼びます。特にキッチンでは、料理をする人もしない人も水回りを使う回数が圧倒的に多いことから、利き手が右なら右勝手が便利だといわれています。
ユニットバスやトイレなど、浴室トイレパネルなどの場合も、同様に浴槽内や腰掛スペースなどから見て、操作が必要なノブやボタンがどちらにあるのかを表すときに使います。
最近の防犯性の高い玄関ドアでは、室内からの施錠開錠時に、サムターンやドアノブを押しながらといったタイプも多くあります。普段は気になりませんが、筋力も衰えてくる高齢者の場合、利き手側になければ操作がしづらいケースなども多くあります。
一般的に、入居後に玄関ドアやドアノブ交換はできません。しっかりと検討して物件を選びたいものです。