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中鮎喰橋

万葉歌人の歌碑が残る橋

中鮎喰橋(なかあくいばし)は、吉野川の支流である鮎喰川の下流部に架かる橋です。右岸は徳島市国府町南岩延(西岸)と中島田町(東岸)を、左岸は国府町北岩延南島田町を結んでいます。西岸上流のたもとには、万葉集に収められている船王(ふなのおほきみ)が詠んだ歌の歌碑があります。

「眉(まよ)のごと 雲居(くもゐ)に見ゆる 阿波(あは)の山 懸(か)けて漕(こ)ぐ舟 泊(とまり)知らずも」現代語に訳すと、「遥か遠くの空に、眉のように見える阿波の山。その山を目指して漕いでいる船は、今日何処に泊まるのだろうか」というような意味になります。