船窪つつじ公園
ふなくぼつつじこうえん
西日本一のオンツツジの群生地、展望台もある公園
阿波富士とも呼ばれる高越山(こうつさん)から奥野々山(おくののやま)に続く尾根伝い、面積約3ヘクタールの船底の形をした窪地に、主にオンツツジほか、樹齢約300年、約1200株のツツジが群生している一帯が船窪つつじ公園です。
これほど多くのツツジが群生している場所は、西日本ではここだけで、見頃の5月中旬から下旬にはたくさんの方が訪れます。
標高1050mのこの高原は、船窪のオンツツジ群落として1985年に国の天然記念物に指定されています。
中には樹齢400年を超える大つつじの木や、高さ6mにも及ぶものもあります。例年4月中旬頃からトサノミツバツツジやコバノミツバツツジが咲きはじめ、続いて5月中旬から下旬にかけて、朱色のオンツツジの花が咲き乱れるそうです。
公園内には展望台も設置されており、上からの眺めは朱色の絨毯を敷き詰めたような、圧巻の景色です。晴れた日には、剣山をはじめ三嶺、矢筈山など、徳島を代表する山々を一望でき、ツツジだけでなく、周囲の展望も楽しめるスポットです。
公園までの道は舗装されていますが、曲がりくねった狭い箇所や対向車とのすれ違いが難しい場所もあるので、下調べをしたり余裕をもってお出かけください。
駐車場は無料で、トイレは駐車場と公園に1か所ずつ設置されています。標高が高いので、下界の気温より低く、天気も変わりやすい山の気候ですので、脱ぎ着できる服装や歩きやすい靴、雨具持参でいくのがおすすめです。
船窪つつじ公園の周辺地図