弁天山
べんてんやま
徳島が誇る!?日本一低い山「弁天山」
なんと標高6.1mという、「日本一低い山」として君臨しているのが弁天山です!入り口には鳥居が建ち、そこをくぐって階段を登るとあっという間に頂上!”日本一に登ってきたよ”と自慢もできてしまう、ユニークな登山はいかがでしょうか?
徳島市方上町に古来よりある自然の山で、人工的に造成された築山ではありません。国土地理院発行の地形図に記載のある「自然の山」としては、日本一低い山ということになります。とくしま市民遺産に選定されています。頂上に至る山道は舗装されていて、手すりも付けられるなどしっかりと整備されています。登山開始から登頂まで、1分もかかりません。保存会が存在していて、毎年6月には山開き、有料で登頂証明書の発行を行っています。
弁天山には、元暦2年(1185年)、源義経が小松島に上陸した際、弁天山の南西にある山を越えて讃岐壇ノ浦へと向かい、平家討伐の軍勢を進行させたという伝説があります。その当時の弁天山は、海に浮かぶ小島でした。年月を経て、室町時代には潮が引いて小山となり、周辺が水田開発されて現在に至ったものと推測されています。山頂にある神社は、古くから弁天様として村人たちに親しまれてきました。昔はこの地が海であったことから、海の守り神として知られる「市杵島姫命(イチキシマノヒメノミコト)」を神様として、厳島神社(弁財天)を当地に勧請されたと伝わっています。
なお、弁天山は「とくしま市民遺産」のひとつとして登録されております。