ランドリーパイプ
浴室脱衣室内や窓辺等に設置された、洗濯物を干すためのパイプ設備です
花粉症やウイルス対策などの影響もあり、室内で洗濯ものを干すというご家庭が増えています。そんなとき便利なのがランドリーパイプです。
ランドリーパイプとは、浴室や脱衣室内などの水回りや、窓辺などに設置された室内干しのための、パイプタイプの物干し竿のことです。このパイプは物件施工の段階で強度を計算し、防水処理や防錆処理等を施したものを設置しています。そのため、ある程度の重量をかけて、洗濯物を干しても安心です。
Uの字型の壁面キャッチ(ソケット式)に合う長さのパイプをはめ込んで使用するもののほか、天井や壁面に取り付けてある横受ブラケットにパイプを差し込んで吊るすようなスタイルで使用するものなどがあります。また浴室脱衣室用では、ビジネスホテル等で見かけるような、ランドリーロープという紐や縄を張るタイプの物干し設備が設置されている物件も非常に多く存在します。
建築時に直接設置されているタイプは、通常、壁面やそこを通る柱などに直接取り付けられているため、強度が高いものの、それ以外の方法で後付けすると、水を含んだ洗濯物の重量に耐えられず壁面ごと割れたりすることもあります。
特に最近のユニットバスでは、壁面は軽量の樹脂や軽金属パネルのことも多く、人が体重をかけたりといった使い方にはなじみません。
どうしても浴室や脱衣室内、窓辺などにこういったものを設置したいときには、突っ張り縦柱などを渡したうえで、その柱に対して物干し竿を設置するといった方法であれば、原状回復可能な範囲で収まるかもしれません。また、こういったタイプの賃貸住宅向け室内洗濯物干しセットも、通信販売など各所で販売されています。