引っ越し資材
引っ越し作業の時に用いる、梱包資材のことです
引越する際には、自分で行うときも業者にまるごとお願いするときも、家財を包む段ボールや布他が必要になります。また、運び出し、運び込みを行う物件で、通過する各所の壁や柱、床に傷をつけないように、布や緩衝材で保護してから作業を行います。
こういった時に使う資材をまとめて、「引越資材、梱包材(こんぽうざい)、養生(ようじょう)用材」などと呼んでいます。
ガムテープ、OPPテープ、エアキャップ(ぷちぷち)、PPバンド(黄色や青、白の太くて薄いベルト状の結束バンド)、片面段ボール(巻ダンボール)、段ボール箱、書籍用段ボール箱、ストレッチフィルム、シュリンクフィルム、ビニール袋、滑り止めシート、フレコン、プラスチックコンテナ、トラロープ、ブルーシート、ターポリンシート、耐切創手袋、(ニトリル)ゴム手袋他があります。
食器など、こまごまとしたものは使い捨てのできる段ボールや新聞、バブルラップ、発泡スチロール、ビニール、専用ケースを使用します。大型のものは、古い毛布や引越業者がレンタルしてくれる資材で梱包するものが主流です。
引越に前後して、宅内の整頓をすぐに行える場合には、引越資材のほぼすべてをレンタルにしてしまえば、不要な段ボール類のゴミ出しなどを行わなくてよいためラクラクです。
引っ越し後の開梱作業をすぐに行えない場合では、引越資材、とくに段ボールケース類は買い取り型を中心にしたほうが、あとでのんびり時間のある時に開梱整頓作業が行えて便利です。
また、引っ越し業者に梱包と到着地での開梱整頓をまとめてお願いしておけば、自分で用意した段ボールなどの引っ越しごみや不用品も最後にまとめて引き取ってくれるサービスを行うところなどもあり、こちらも手間なく便利です。
引っ越しをまるごと業者にお願いせず、事前に自分で一部梱包を行う場合、引っ越しの数日前までに引っ越し業者から資材が届きます。ですがこの資材は、どこの業者でも若干少なめに届きがちな傾向です。追加すると料金がかかる場合もあるほか、ホームセンターなどに駆け込んでも、繁忙期には手に入りにくいこともあります。
引っ越しが決まった時点で、普段使用しないものを中心に、1/3から半分程度を目安に梱包できる程度の資材の余裕があると安心です。
引っ越しの到着地でも、地域によっては大量の引っ越し段ボール類をゴミに出すときには、資源ごみや大型ごみとして届け出が必要なところもあります。とくに引越し前後は、思いがけないアクシデントで周辺住民に迷惑をかけてしまうことも多く、ちょっとしたふるまいが目立つもので、この点も注意が必要です。
現在は、多くの市町村ホームページに、大量ごみについてのルールや問い合わせ先が掲載されています。お引越し業者を選ぶ前に「ま・ず・は、各地域のルールを確認」し、引っ越し資材をレンタルにするかどうか、開梱や資材撤去まで含めてお願いしておくかを決める方がスマートでしょう。