キャノピー
4本の柱で支えられるタイプの、ベッド用の布や木でできた天蓋のこと
ベッドの天蓋などが代表的
キャノピーとは、英語のcanopyから日本語に入って来たインテリア用語です。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、ベッドの上の部分を、天井から下に更に天面を蓋のように覆ったタイプの天蓋で、4本の柱で支えられている物のことをいいます。
天蓋といっても、布製のもので天井部分だけがあるものの他、天井部分とベッド周囲をカーテンで包むように取り囲むもの、板でできた箱のようなタイプで扉が無いもの等、様々なバリエーションがあります。
現代日本では、この4本柱のタイプ以外、天井から丸いサークルにつながった蓋とカーテンがセットになったタイプの天蓋のことも含め、キャノピーと呼んでいることも多くあります。これは、パラシュートの傘部分を、日本でキャノピーと呼ぶことに由来している、ともいわれています。
最近は、子供部屋のベッドにキャノピーを取り付けることも一般的になりました。来客があった時など、さっと周囲にかぶせてしまえば、散らかりがちな子ども部屋の部分が目立たない、といったメリットがあります。
また、通常子供たちのベッドは、大きくなってからも使うことを考え、大人サイズのものを選んでいるお宅も多いものです。寝ている子供たちにとっては、この大きすぎる空間が落ち着けない部分となることも有ります。そこで、キャノピーによって、ベッドのフレームサイズよりも小さな空間を作り、落ち着いた包まれるような安心感を演出する効果があるのです。
また天蓋以外、建物出入り口などにある庇(ひさし)のことも、キャノピーと呼ばれています。