サイクルトランク
共有部や専有部に設けられている、共用のあるいは各世帯ごとの自転車も収納できる物置スペースのことです
サイクルトランクとは、地上階をはじめとする共有部等に設けられている、自転車も収納できる物置スペースのことです。
中には、各住居専有部の個別の玄関周りや専有庭周りなどに設けられている、自転車乗り入れや自転車収納、その他多目的に利用が可能な、人が入れる大きさの物置スペースを表すこともあります。
建物外などに設置される場合には、スチール物置のようなタイプ。建物内に設置される場合は、壁や扉などで仕切られたタイプの物置スペースとなっていることが多いようです。また物件によっては、一般的な集合住宅の自転車置き場のおしゃれな呼び名として、サイクルトランクと呼んでいる物件もあります。
共有部に設けられている各戸ごとの個別の収納スペースでは、自転車等の収納ラックや固定バー、扉付スペースなど、物件によっても設備状況は大きく異なっています。自転車置き場は共用で、そのほかに個別の鍵付きトランクスペースがある物件なども存在します。
各戸の専有部に設けられている場合には、玄関ドアの中や、玄関前スペースの門扉などで仕切られた物置や土間物置スペースが多くあります。このスペースがあるだけで、自転車盗難やいたずら防止につながることや、小さな子供の自転車や乳母車等駐輪場では対応できないものをしっかり管理できるとして人気があります。
集合住宅では、スクーターやバイクも含めて格納できるタイプの設備もまれにありますが、通常は自転車等、幅が狭く軽量で、燃料などを使用しないタイプの二輪車を中心に利用者を想定しています。
サイクルトランクの中には、共有、専有にかかわらず、電源設備が備付となっているものもあります。電動自転車などを充電するにも便利で、子育て世代のファミリー向けでは非常に人気となっています。