世帯数
その建物や敷地内物件に居住する戸数のことです
世帯数(せたいすう)とは、その建物や敷地内にある物件内に居住する全戸数あるいは設計上の最大入居世帯数のことです。
とくに近年は、共有スペースのエレベーターなどから、プライベートジム、共有庭スペース、共有大浴場をはじめとした各種設備を充実させた物件が増えました。さらに、通路部でもほとんど入居者同士が顔を合わせなくても済むプライベート感が高く、プライバシーが保たれやすい集合住宅物件が増えたことから、世帯数が少ないことが高級物件の条件ともいわれています。
集合住宅物件を選ぶ際によく言われるのが、建物当たりの世帯数が多ければ一人暮らしの若者などが多いため、流動的という点です。
家族で末永く暮らす物件なら、世帯数が少ない方が便利ということも有ります。これは例えば、利用者が集中する時間帯である通勤通学時刻の中層階でのエレベーター利用がしやすいかや、水や電気の利用料などに余裕があるか、といった日々の現実の使い勝手につながりやすいと言われます。
最近は、高齢者や単身者向けフロアを設けることで、物件全体のコストを下げながら、ファミリー向け居住フロアは長期居住者に快適な共有設備を備えた物件も増えています。
かならずしも、世帯数だけが居住性の高さを左右するものではないようです。