津乃峰小学校

阿南市の橘湾近く、JR阿波橘駅から徒歩圏内の国道55号線付近に立地する公立小学校です。

故郷を大切にする心を育む取り組みに積極的で、地域の方との交流を行っています。食品工場に出向いて食品の生産過程を見学したり、建築士会の方を招いて木材建築について学んだりしています。

地域の方や保護者の方と協力して開催される子供祭りなども、良い経験になりますね。

津乃峰地区には平成29年に、南海トラフ大地震を想定した防災公園整備事業で、津乃峰地区防災公園が整備されました。

津乃峰小学校は、平成30年にぼうさい甲子園大賞受賞、平成31年には防災まちづくり大賞消防庁長官賞を受賞しています。令和元年には、防災功労者内閣総理大臣表彰受賞するなど、防災に関する活動への数々の受賞歴があります。

子どもたちが命を守り、未来にむけてチャレンジができるように、持続可能な防災教育を数年単位で計画的に行っています。

防災教育の一環として、小学校6年間の間に2回、地元の津峯山の登山にチャレンジしています。「避難所巡りウォークラリー」で2つの海コース、山コースに分かれて登山しながら、地元の避難所巡りをするのが特徴的です。

龍谷大学と連携して大学からの出前授業を行ったり、阿南市の小中学校と連携して、防災教育の啓発や広報活動も行うなど、幅広い活動を行っています。

地域の日常の中に防災意識が根づくように考えられており、街づくりの視点からも防災教育が行われています。

自分のことを自分たちで守ろうとする防災教育を通して、自ら考え解決し、周りと共有できる力が育まれています。